ぶらログ

真・清く正しくおぞましく

馬場調査兵団2019

3年連続で東京競馬場馬場開放に参加。わざわざ朝から並ぶ必要はないと思いつつ万が一を考え開門20分前に到着。数百人くらいか。開門と同時に席確保に走る人間と馬場開放引換券コーナーに走る人間に分かれる。先着3000名だから走る必要はない。券受け取る。この日のミッション半分終わり。1レースパドックじっくり見る。あえてオッズや戦績は見ない。当たらない。2レースも同じ。燃え尽きた。適当に時間潰す。14時になっても引換券は配布終了になっていなかった。来年どうなるかは知らね。

 

 

馬場開放の感想

 

改良されてるらしいけど実際に踏んでみた印象としては例年とそれほど変わらないというのが正直なとこ。今年も内はボコボコ外はフカフカ

 

良かった点

傷みが少ない外ラチ沿いはクッションが効いてて走りやすい。ロスしてでも大外ぶん回したくなる気持ちがよくわかる。この日は午後に稍重まで回復したけどこれが傷みが少ない良馬場ならそら時計出るわな。

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東京競馬場2019年6月23日最終レース終了後 外ラチ沿い

 

気になった点

やはり内のボコボコはどうしてもひっかかる。時期も時期で悪条件が重なってこうなってしまうのは仕方ないが。毎年思うがこの程度ならサラブレッドは気にならないものなのか。自分は馬乗りでないのでその辺の感覚がわからない。もし人間がこの日の馬場で全力疾走したら故障者続出しそう。単純に50m走を走ったとして、フラットに保たれているトラックと凹凸だらけのトラックだったらどちらが危険かは言うまでもない。

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東京競馬場2019年6月23日最終レース終了後 内ラチ沿い

 

馬場開放前最後の芝レースとなるパラダイスステークスを去年と今年で見比べてみた。

馬場状態はどちらも稍重で上述したように自分の感覚では凹凸具合もそれほど差があるとは感じなかった。しかし去年は明らかに外を、今年は内を選択するジョッキーが多かった。この違いはなんだ。含水率が公表されたのは去年の7月からだから他に判断材料がない。たぶん現場のジョッキーは感覚主義で進路選んでる。

 

 

ここまで馬場が傷む10週連続開催日程はどうなんですかね。もっともその背景にはこういうことがある。

首都圏などと比べると、人口規模の小さい地方都市での開催となるうえ、低調な顔ぶれでレースが行われるため、必然的に馬券の売り上げ規模は小さくなる。そうしたことから日本中央競馬会JRA)はここ数年、ローカルの開催を短くし、その分を春秋の祝日を利用した四大場での開催に振り向けることで馬券売り上げの増大を図ってきた。例えば、12年までは東日本の6月半ば以降の開催は福島で行われていたが、13年からは福島の前の東京開催を6月下旬にまで延ばし、ローカル競馬の期間を短縮した。

 

 

課題も多い夏競馬 出走馬の質低下、膨らむ開催費用:日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO20282640T20C17A8000000/

 

売上を優先するか馬場保全を優先するか。芝で施行する以上、ある程度の傷みは避けられない。JRAの馬場作りの方向性が間違っているとは思わない。高速化は問題の本質ではないと考えている。時計がかかる馬場が必ずしも脚に優しいとは限らない。ただ、JRAが主張する「平坦性」の観点からするとこの日の馬場状態には少し疑義が残る。まあ他の競馬場も似たようなものらしいし、去年一昨年もこんな感じだったからこういうものなんかな。

内の傷み具合さえ除けば本当にいい馬場なんだけど。

 

 

 

crcr1129.hatenablog.com

 

 

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