マヤノトップガン死んじゃった。
この馬よくわからなかった。
最初に認識したのは神戸新聞杯。でもタニノクリエイトのほうが印象に残ってる。あとタヤスツヨシが凡走したこと。
そんで京都新聞杯(当時は秋)。こっちもナリタキングオーが復活したことのほうが嬉しかった。タヤスツヨシはここでも凡走した。
菊花賞。ふーんて感じだった。タヤスツヨシがやっぱり駄目でダンスパートナーに注目してたし。
95有馬記念。90年から有馬記念は何かが起こってた。オグリキャップラストラン、ダイユウサク、メジロパーマーのサプライズ、トウカイテイオー奇跡の復活、ナリタブライアンの圧勝劇。
ナリタブライアン好きとしてはここで復活でしょと思ってた。有馬記念てそういうものでしょと。
だからマヤノトップガンが逃げ切ったときはシラケてしまった。
そして、例の96年阪神大賞典。正直見た目が派手だっただけで中身は凡レースだった。なぜなら2頭とも完調ではなかったから。田原自身もこのレースを低評価してた記憶があるのだけど、あの人はただの照れ隠しのような気もする。
96年春天はパッとしない負け方で宝塚はここなら勝つでしょというメンバー。自分はいまいちトップガンに入りきれず。
オールカマー。マヤノトップガンは終わったと思った。競馬を見始めて2~3年だったが、走らなくなる馬には典型的な負け方があることがわかってきた。まさしくそれだと決めつけていた。
そんで96年有馬記念。サクラローレル完勝。トップガンはたしいて見せ場なし。サクラローレルとの勝負付は済んだはずだった。
97年阪神大賞典。そりゃこのメンバーなら勝つ。だが、春天は疑問符。サクラローレルは休み明けとはいえ、前年のレースで他馬に決定的な差を見せつけた。トップガンは2着はあっても勝つことはない。そう思ってた。
そしたら97年春天がアレ。
しかもあの勝ち方。
マヤノトップガンを派手にボコったのがナリタブライアン、ナリタブライアンをボコボコにしたのがサクラローレル、サクラローレルをフルボッコにしたのがマヤノトップガン。競馬はよくできてる。
マヤノトップガンのことは最後までわからなかった。ナリタブライアン、サクラローレルはやさしく競馬を教えてくれた。マヤノトップガンはやさしく教えてくれなかった。「自分で学べ」と冷たく言われているようだった。その理不尽さ且つ深さ故、この馬も師なのである。
産駒でお気に入りだったのはオーシャンエイプス。ディープインパクト引退後の衝撃デビューだったからユタカちゃんのコメントも大げさに伝わってしまい、その割に期待はずれだったという評価になってるのかもしれんがオープンまでいった。いい馬だった。